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キンカンは、株式会社金冠堂が製造販売元の液体外用薬である。第2類医薬品である。 == 概要 == キンカンは、アンモニア水、 l-メントール等を有効成分とする。2014年現在では「虫さされ、肩こりに、キンカン」のキャッチフレーズで知られ、虫刺されの薬として認知されているが、発売当初は火傷の効能がメインであった。キンカンの発明者である山崎榮二が自ら腕に熱湯をかけ、そこにすかさずキンカンを塗るという実演販売で日本全国を回り、販売促進に努めた。山崎の身体を張った販促活動の甲斐もあって1930年に発売されてから長年、一般家庭に広く浸透している大衆薬の1つになっている。 キンカンの効能は火傷の他に「肩こり、腰痛、神経痛、リウマチ、打ち身、しもやけ、水虫、虫刺され、切り傷」といったように幅広いものがあり、かつては万能外用薬という名前を冠していた。しかし、1976年の厚生省の指導による再評価によって多くの効能が削られ、再評価後は「虫さされ、かゆみ止め、肩のこり、腰の痛み、神経痛、うちみ、捻挫」に限定された。時期は不明だが、「神経痛」の項目も削られ、2014年現在では「虫さされ、かゆみ、肩こり、腰痛、打撲、捻挫」だけになっている。なお、筋肉痛・関節痛の項目は存在しないが、他社の肩こりや腰痛などに使われる外用薬の成分と一部が似ていることから、筋肉痛・関節痛にも効果はある。 この薬を塗ると清涼感があるのは、アンモニアの吸熱やメントールの気化による冷却によるものであり、この2つの物質によって独特の刺激臭も形成されている。また、アンモニアが含まれているため、傷口やかぶれ、粘膜部には使用してはいけない。 2009年6月の薬事法改正により第2類医薬品となったが、テレビCMの親子編(出演:グッチ祐三)の途中から「使用上の注意をよく読んで正しくお使い下さい」の表示テロップがなくなった。しかし、ラジオCMでは「使用上の注意をよく読んでお使い下さい」というナレーションが放送される場合がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キンカン (薬品)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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